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知的資産経営

ばたばたしておりご無沙汰になっておりました。

そのかわりといってはなんですが、
先日は、東京にて日本行政書士連合会主催の中小企業支援フォーラム
があり、それに参加してきましたので、その内容をシェア
したいと思います。

行政書士ができる中小企業支援とは何なのかということで、
メインは「知的資産経営」というものでした。

聞き慣れない名前かと思いますが、知的財産とは違います。

農業でいうと、知的財産といったら、種苗権などですが、
知的資産というのは、それら知的財産を含む経営の強みを
生み出す源泉のことです。

大きく分けると3つあり、「人的資産」「構造資産(事業のしくみ)」
「関係資産(事業の環境)」です。

それらの観点から、経営の強みを把握してみましょうということですね。

それが何の役に立つのかと思われるかもしれません。

昨年、金融庁のモニタリング方針で「事業性評価に基づく融資等」という
表現が使われ、金融業界で物議をかもしているそうです。

決算書の数字にとどまらない、「事業性」を評価しなさいということですが、
従来、「定性情報」と呼ばれていたものです。
決算書の数字に出てこないもの、
たとえば、社長の経歴とか、従業員の技術とか、健康状態とか、いったもの
ですね。

特に農業の場合、決算書の数字よりも、代表者の人柄とか、人となりが重要
になることが多いです。

そういう事業性評価を行うにあたり、知的資産経営報告書が重要な書類になる
ということでした。

実際に、知的資産経営報告書を公庫などの金融機関に出して、
創業融資を勝ち取った事例もあるそうですし、
そのフォーラムに出席していた日本公庫の支店長が「大変ありがたい資料です」
とコメントされていたのが印象的でした。

その点、農業は知的資産だらけですので、これをポイントをおさえて
まとめる書類があれば、金融機関側にとっても、借入側にとっても
役に立ちますね。

行政書士の中小企業支援といったら、補助金とか公庫資金とかいうのが
思い浮かびますが、知的資産経営という観点からも支援が可能ということで、
これから取り組んでいきたい分野の一つです。

★補助金情報
3月は補助金シーズンでもあります。

創業補助金:3/31まで。補助率2/3、上限200万円。
小規模企業持続化補助金:1次締切は3/27まで。補助率2/3、上限50万円。
ものづくり・サービス補助金:5月までですが、3月中には準備しておきたいところです。

なお、農業関係で、6次化補助金も発表されています。

・6次産業化ネットワーク活動交付金
ネットワーク活動「推進」交付金と、ネットワーク活動「整備」交付金の2つです。
「推進」のほうは、県段階や市町村段階で6次産業化戦略・構想をつくる取組みを
支援するということですが、詳細は要綱の発表待ちのようです。
「整備」のほうは、融資を活用して6次産業化に取り組む場合に必要な加工販売施設
が対象となってます。融資が前提ということですね。


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