出産ラッシュの鹿児島県十島村

H29.8.17付けの日本農業新聞のトップ記事は、出産ラッシュの鹿児島県十島村です。

【記事のポイント】

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・7つの有人島からなる南北160kmの日本一長い村(鹿児島港から船で12時間。東京からロサンゼルスより遠い)。

・この7年間で141世帯、239人が移住。保育園ができ、出荷組合もできた。

・以前は出生数ゼロ。ピークの1950年の人口3000人から、2010年に600人を切った。臥蛇島は無人島と化した。

・2011年、過疎債を財源に、農林水産業に従事した56歳以下に、5年間、1日最大1万円を支給。出産、子育て、農林漁業に手厚い補助金を用意。

・移住者が共同作業に汗をかくことで、既存の島民の心をほぐした。補助金なしで生活できるようになった人もいる。

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【経営へのヒント】

2011年の生き残りをかけた定住支援策が功を奏したようです。

逆に言えば、そこまでなって初めて島民が本気になったということかもしれません。

記事には「若者たちを受け入れ、共に生きる覚悟を決めた地域に、未来の可能性が見える」とあります。

覚悟を決めることが、何事においても重要なのですね。


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