六次化へのヒント
H29.8.29日本農業新聞に、千葉県柏市でフルーツトマトを生産され、6次化に取り組まれている広瀬徹雄さんの記事が出ています。
【内容のポイント】
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・差別化で有利販売するため、水耕栽培ハイポニカでフルーツトマトの生産を開始。水平放任栽培で、自然に水ストレスがかかり糖度7を超える。
・地下水にマグネシウムが多いため、10種類ほどの単肥を混ぜて養液を調整する。温度管理も徹底。品種は顧客ニーズに合わせて検討。
・2000年から農家6人で直売所を共同経営。以前は個人のプレハブ小屋で売っていたが、道の駅に移転したところ、1日50kgしか売れなかったのが、4倍の200kg売れる日もあるようになった。75農家が出荷、100品目以上を揃え、トマトだけで5、6種類ある。
・直売所経験を生かして、2017年4月に農家2戸と共同出資して、野菜レストランを開始。直売所へ仕入れに来ていた都内の料亭で働いていた料理人を料理長にスカウト。食材は、直売所に出荷する農家7人を連携事業者として約20品目を出荷してもらい、野菜はほぼ柏市産。
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【経営へのヒント】
水耕栽培とトマトは親和性が高いようですが、水耕栽培の販売業者のマニュアルどおりに進めると、かえって収量が取れないことがあります。
その土地その土地で、水が違うためで、水に合わせて単肥を組み合わせて、適切な養液をオリジナルで作り出す必要があることがわかります。
また、直売所を農家と共同で運営し、軌道に乗ったのちに、レストランに参入。
6次化と一口に言いますが、まずは販売で力をつけてから、加工(調理)にシフトしていくのが秘訣かもしれません。