【補助金情報】燃油価格高騰緊急対策「施設園芸セーフティネット構築事業」
今般の原油高でA重油の価格が2014年7月以来、7年ぶりに100円/Lを突破したことへの対応として、A重油や灯油の価格高騰分を補てんする「施設園芸セーフティネット構築事業」があります。(3次公募は締切済)
一般社団法人日本施設園芸協会のページに詳細が出ています。
【公募内容】令和3事業年度施設園芸等燃油価格高騰対策のうち施設園芸セーフティネット構築事業
【公募期間】令和3年11月1日(月)~ 令和3年11月26日(金)→延長されて令和3年12月17日(金)まで
これは、農業者と国の拠出により資金を造成し、施設園芸用の燃油価格が一定基準以上に上昇した場合に補てん金を交付するものです。
今年は83.1円/Lが発動基準価格となっています。
申請の流れは以下のとおりです。まず省エネルギー等対策推進計画を作る必要があります。
3年間で燃油使用量を15%以上削減するというものですが、
・チェックシートの実践で10%減
・二重カーテン、ヒートポンプ、変温管理の導入、低温適応性品種への転換などで5%減
ができるとなっています。
ヒートポンプというのは、圧縮器などを用いて少ない投入エネルギーで大きな熱エネルギーを得る省エネ技術です(エコキュートでも使われています)。
県協議会と日本施設園芸協会の2段階で審査が行われます。
審査の方法はポイント制ですが、継続地区等はポイント付けによらず、優先的に採択するとなっています。
このポイントですが、以下のようになっています。これをみると、燃油使用量削減は15%では足りず、30%くらいはいるように思われます(日本施設園芸協会も30%を推奨しているようです)。