コメ、産地が安値販売の見方も H26.9.4日経

そろそろ新米で出回る時期ですが、今年は在庫が多いため、安値になりそうです。

西日本は「異常気象」とされましたが、もし収量が減るとなると、単価は下がるわ、収量は下がるわでダブルパンチとなりそうです。

以前は、あきたこまちで12,000円/kgを下回ると赤字になると聞きましたが、今や関東のコシヒカリでも11,000円/kgということなので、交付金がないとやってられない状況ではないでしょうか。

野菜は、その異常気象で高騰しているのですが、品目による違いが大きく表れていますね。

 

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2014年産の新米の収穫が始まるなかで、産地が抱える在庫は依然として高水準だ。流通業者には産地側が13年産米を安値販売するとの見方もあり、新米価格の下げ圧力になっている。

 今年10月末時点の13年産米の民間在庫は在庫消化に苦しんだ前年産並みの47万トンになる――。コメ卸会社でつくる全国米穀販売事業共済協同組合(全米販)はこんな見通しをまとめた。

 コメは11月から古米に代わって全国の新米がそろって流通する。この直前の10月末に古米在庫がどれだけ残っているかが、新米の需給動向を占う目安として重視される。

 農林水産省がまとめた7月末時点の民間在庫(12年産以前のコメを含む)は前年同月比1万トン(0.8%)減の119万トンだった。前年実績を下回ったのは2年ぶりだ。余剰となった13年産米35万トンを米穀安定供給確保支援機構(東京・中央)が買い取り、市場から隔離したためだ。隔離した分は飼料用や加工用として販売する。

 ただ農協など産地が持つ出荷段階の在庫をみると93万トンで、前年を2万トン(2.2%)上回る。コメの卸会社が古米消化を優先して買い付けを抑制した影響が出ている。

 全国農業協同組合連合会(全農)の6月末時点の推計では、全農が10月末に抱えている13年産米の在庫は前年産比5割増の26万トンになる。全農は11月以降に値引きして販売するもようだ。

 外食や中食業者は価格を重視する。これから古米が安値となれば、優先して使用する可能性がある。

 農水省は14年産米の8月15日時点の作柄について、主産地の東北など東日本でおおむね「やや良」と見込む一方、西日本は「平年並み」とした。その後、西日本を中心に豪雨に見舞われる地域が多く、気象庁は夏の西日本について03年以来の冷夏とした。

 西日本の大雨については「コメの品質や収穫への影響を見極めたい」(大手コメ卸)との指摘もある。しかし、前年を2割下回る水準で出回り始めた九州・四国産や関東産の早場米は、卸価格が上がる気配がみられない。13年産米の相場も安値が続いている。

 同じ農産物でも、野菜は夏の天候不順が高値の要因となっているが、在庫が潤沢なコメは様相が異なっている。

 関東産コシヒカリの卸間取引価格は13年産が60キロ1万1千円程度となっている。新米の14年産は1万円台と前年をさらに下回っている。

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