コーヒーかす飼料化 H26.9.9日農

コーヒー豆のかすを飼料に混ぜると、乳房炎が減るそうです。

スタバと酪農とのコラボ、興味深い取り組みです。

エコフィードは今後も注目されていくことでしょう。

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国内大手のコーヒーチェーン、スターバックスコーヒージャパンは、自社で出たコーヒーの豆かすで作った飼料を酪農家へ提供する事業に力を入れている。飼料を与えた牛の生乳はほぼ全量を買い入れて自社で利用する。今後、飼料は増産する計画で、供給先の農家も増やす予定だ。餌は健康機能性があるポリフェノールを多く含むため、利用する農家は「牛の健康状態が良くなった」と喜ぶ。

 

スターバックスが取り組み始めたのは5年前。全国1000店で年間6000トン出る豆かすを有効利用したいと考えたのがきっかけだ。また、同社は飲料メニューの約半数で牛乳を使う「外食産業でトップクラス」(広報)という大口の実需者でもある。離農などで生産基盤が弱る中、良質な飼料の供給と生乳の買取は「利用者の立場からできる酪農家への支援策」とも考えた。

 

同社は2012年に飼料を使う生産者を募った。現在は北海道、山梨県などの5法人と提携。生乳量は年間で約17000トンになる。取引がなかった乳業メーカーとも新たに契約して、仕入ルートを確保した。

 

利用者は飼料の機能性を認める。北海道別海町で経産牛110頭を飼育する信夫重勝さんは12年前から、配合飼料に混ぜて使う。1頭に1日当たり1キロの給餌を続けたところ「牛に免疫力がつき、生乳の品質を悪化させる乳房炎の発症が減った」と喜ぶ。

 

飼料価格は配合飼料に使う乾燥おからと同程度。製造工場がある神奈川県からの輸送費が課題だが、信夫さんは「獣医師を呼ぶ頻度が減ったことを考えれば、費用対効果は良い」と評価する。

 

飼料にする技術はメニコンが開発した。ふすまなどを加え乳酸発酵させ、コーヒー特有の苦味を消した。安全・有効性は神奈川県農業試験場などが13年に日本獣医学会で報告した。

 

現在500トンの豆かすを使い18年度までに、豆かすの回収店舗を現在の5倍の500店舗まで広げて飼料を増産する計画だ。供給先も順次増やす。「取り組みを通じて生産現場に目が行くようになった。リサイクルの理念に共感してくれる農家と組みたい」と意欲を示す。

 

国も食品残さ飼料(エコフィード)の導入に積極的だ。農水省は今年度、「エコフィード緊急増産対策事業」で取り組みを支援する。また、農水・環境両省は6月末、食品リサイクル法見直しの議論で、食品残さの飼料化を「栄養成分を無駄なく使える、最も効率的な手法」とも位置づけた。来年度以降も「優良事例などを示しながら、取り組みを促進sいたい」考えだ。

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