農業のIT活用
H29.8.18の日本農業新聞は、農業のIT活用について多くの記事が出ています。
【内容のポイント】
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○放牧地の草地管理を効率化する支援システムを農研機構が開発。ムダ、ムラをなくすことで、肥料の使用を2割減らすことができる。GIS(地理情報システム)とクラウドを組み合わせたもの。
○23社・団体が農業データ連携基盤協議会(通称WAGRI)を設立して、農業データを一元化する。生産、技術、流通、消費に関る企業も参加を募る。年内に試験運用を開始。内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環。
○NTT東日本などは、圃場で温度などを測定したデータの収集に新たな電波の利用を開始。LPWA(Low Power Wide Area)と呼ばれるもので、LTEやWiFiとは異なる。5キロの範囲で通信が可能。福島県で運用が始まっており、NTT東日本の場合通信料は無料。auも携帯電話料金より安くできるとのこと。大量のセンサーで、小さいデータを集めて分析するのに向いている。
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【経営へのヒント】
製造業などでは比較的システム化が早く進みました。
MRP(資材所要量計画:在庫管理の観点からの生産計画)が進化し、MRP2(製造資源計画:人員、設備、費用も含めた生産計画)となり、さらにERP(統合基幹業務システム:会計、人事も含めた組織全体の計画)となりました。最近はクラウド型のERPもあります。
キーワードは、経営資源の見える化です。
おそらく、農業も、現在はMRPやMRP2の段階のようなシステムが多いですが、いずれはERP的なものへ進むのではないかと思います。
システムを導入する際に必要なことは、導入によって何が得られるのか、自社にとってメリットがあるのかが「見える化」されているかどうかだと考えます。
ただ流行に乗ればいいというものではありませんね。