農家のための農業経済学vol.4

courseraの西オーストラリア大学の「Agriculture,Economics and Nature」のテキトーな日本語訳です。 https://www.coursera.org/learn/agriculture-economics-nature/lecture/hLwt3/video-agricultural-products-supply

第1週目 セグメント3 農産物の供給(Segment 3 Agricultural product’s supply)

農産物の価格は、需要と供給に依存していますが、今回は供給面を見ていきます。農業生産者がどのくらいの価格で生産したり販売するかということです。

キャノーラを作ろうと思うとき、期待される価格は、430ドル/tくらいでしょう。しかし、価格が250ドル/tしかなかったら、キャノーラの代わりに小麦を植えるでしょう。価格が下がると、供給量も減ります。今日は農産物の例としてキャノーラを使おうと思いますが、ほかの農産物でも同じことです。明らかに、キャノーラの生産量は農家が受け取れると期待する価格次第です。

その理由は、生産しようとするキャノーラの量が増えるほど、1単位あたりのコストも増えるからです。このグラフは農産物の量が変化するとき、総費用がどのくらい変わるかを示しています。見てわかるように、総費用は、勢いを増して増えていきます。言い換えると、農産物の生産量が増えるほど、傾きが急になります。

経済学者はこの線の傾きを、限界費用と言います。つまり限界費用は傾きです。生産量を増やすほど、これも増えていきます。限界費用をグラフにしてみると、増えていますね。限界費用で、1単位分増やすとどれだけコストが増えるかが分かります、だいたいこんな風に右肩上がりです。

さて、限界費用は、我々がどのくらいの量を生産すべきかを教えてくれます。利益を最大にするために、農家は限界費用が期待価格とイコールになる量でキャノーラを作るべきです。このグラフで価格を書きます、これはキャノーラの世界での市場価格ですね、この点で、限界費用曲線が交わります。で、破線を引いて、X軸にぶつかるところ、これをQ*とします。

Q*が利益を最大にするときの生産量です。なぜでしょう。なぜQ*が利益を最大にするのか。

もしQ*より少ない量を作ろうとするなら、生産量を増やしてもっと利益が手に入るでしょう。販売価格が限界費用より高いからです。

逆に、Q*よりも多い場合、生産量を減らそうとするでしょう。販売価格が限界費用より低いからです。儲けが減っていきますね。

そこで、利益第一主義の農家は、常にQ*の生産量を目指します。どこにQ*があるのかを正確に知っているわけではありません。天候や市場価格を予想なんてできないですから。しかし、予測を立てることはできます。

そこで、限界費用曲線は、供給曲線と同じになるわけです。限界費用曲線は、ある価格での生産量を示しています。しかし、先ほど、それが供給曲線の定義であると言いました。供給曲線は、ある価格での生産量を示しています。だから限界費用曲線は、供給曲線と一致します。限界費用曲線を知っていれば、供給曲線も知ることができます。このグラフで、この曲線の名前を供給曲線と変えましょう。価格が高くなれば、農家の生産量・販売量は増えるということです。

まとめると、生産量が増えるほど、総費用は勢いを増して増えていきます。限界費用は総費用曲線の傾きと同じで、増えていきます。限界費用曲線は異なる価格での生産量を示しています。これは供給曲線と一致します。つまり、供給曲線は右肩上がりになるわけです。